木村漆工房/木村正人
略歴の類は木村さんのHP参照で
(アラフィフの履歴は、ありすぎてお腹いっぱいです…笑)
「幼稚園ぐらいの時から大人になったら津軽塗をやるって決めてたのさ」という木村さん。塗師屋の五代目。
偶然目にした商品がきっかけで、弘前へ会いに行った当時の私は、とても直感力が冴えていたのでしょう。その時に、弘前市立博物館で目にした木村さんの作品がまた素晴らしく、静謐な空気を漂わせた紋紗塗でした。
息を詰めて眺め倒し、絶対に木村さんに塗ってもらうと意気込んで会いに行き、今に至ります。
木村さんは、社寺の建屋のような大きなものから、器のサイズまで何でも塗ります。出来ないと言わないし、やる技術と、どうすれば出来るか考える方。会って話すと穏やかなのですが、芯が強くて温かく、かなり頑固な津軽人(笑)それが、塗膜の美しさや丈夫さに全部現れていると、店主は感じております。