自宅の鉢植え、ホトトギス。ユリ科の植物。
好きな花だと話したら、お客様が株分けしてくれたホトトギス。
見れば見るほど色合いが複雑で、斑模様が面白い。
つぼみの形さえも可愛らしい。
それなのに、英名はToad Lily
Toadは茶色くて大きい蛙を表すらしく、日本だと鳥ホトトギスの斑模様に似ているからとホトトギスですが、英語圏では蛙の斑模様を連想してToadなんでしょうね。発想は同じというところが面白く感じます。
最近、あるお客様が自分の身に起きた不幸を聞いて欲しいとやってきまして、ひとしきり語った後に、「人生はひとり相撲」と言いました。
ワーキャーざわめく心の動きは、結局、自分の内面のことでしかない、という話。
「でも、分かっていても、全部全部そうやって達観出来ないから聞いてもらいに来たんですけどね」と笑顔がいい感じ。
まだ起こって時間も経っておらず、心の整理がつかない生傷は痛むのは当然なので、身に覚えのある方はどなた様も共感できる話かと。
後日、この話題にで別の方と話した時に、面白い事例を挙げられて、感心しました。
体の部位の中で、自分で切除できる部位は爪ぐらい。
爪を切る行為は、爪を切っても痛くない。
痛みが無いから恐怖もない。
切った後は不要なものとして捨てられる。
問題を、自分のこと、自分に起こったこと、自分の世界の一部、と思っている間は、問題を切り離すのに苦労するが、これは自分の一部じゃないと思えたら、切り取れる。とらわれないで、流せる。そのことで痛む心もない。忘れられるし、その相手も許せる。
私は、何か好ましくない事が起きると、「自分は木星」と心の中でイメージすることがあります。
大きい星が凄い速度で回転しながら進むので、巻き込まれたら飲み込まれるか、砕け散る、弾き飛ばす。
小さい事で、私は煩わされない。
何故なら、私は木星だから。
そういう暗示。
みんな、何か思わぬ事が起こるものだし、その時に、どうやって出来るだけ早く立ち直って次へ進むか、思い悩むものなのですよね。
答えは同じでも、飲み込みやすい形、表現がある。
ホトトギスと呼ぶのも、トードリリーと呼ぶのも、自由。
それぞれ納得できたらそれでよしってことかなと。
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