たまに来て会話弾む自炊男性、いつの間にか友達。
糠漬けや今夜のメニューなど、食べ物に関する話題で盛り上がることが多い私達。
その男性が、最近「塊り肉を料理する本」を購入。
著者のYouTubeチャンネルをいつも見ていたそうで、あの調子ならぜひ買って読んでやってみたい!と思ったとか。
その実施+検証報告を、Twitterで数日追っかけてみているうちに、なかなか美味しそうだったので私もやってみることに。
男性とも話したのですが、都会のスーパーは塊り肉が売り場に無い傾向。好きな部位を選ぶというより、そこにある塊でやってみることに。ということで、私の1回目は豚バラ。
下処理は、重量に対して、塩3%、砂糖1.5%をあらかじめ混ぜてから肉に満遍なく刷り込み、ラップして2日放置。
脱水され、熟成もあるのか、肉質ねっとりに変化。
既に話に聞いていたので、悩まず5㎜に切て焼いて試食。
豚の肉のうまみ、脂味の甘さが強くなり、水が抜けてしっかりした噛み応え。
普段豚小間率が高いわたくし。
薄切りの生肉の味わいより、塩豚5mm厚の方が断然肉の美味しさが伝わります。
極薄に切るのは難しそうですが、豚小間程度に切るのは問題もなし。包丁の切れ味と、刃に付く脂を拭きながら切るとよい感じ。
コストパフォーマンス的にも、一回の購入金額は増えたとしても、全体的には安く上がるかなと計算してみて思いました。
なんか、予想外に美味しくて扱いやすいもので、今まで薄切り肉を買っていたのを若干後悔し始めるほどです。
件の男性が美味しそうな焼きそばをSNSにあげていたので、野菜と一緒に炒めて焼きそばにしてみたところ、確かに美味しい。いつになく美味しいのです。後から調味料入れると、表面に味がついていて、バラつきも出る。焼きそばの場合、具材と麺の味のバラつきが出来の良さにつながると思うのですが、塩豚を使うと肉の塩味は均質で、麺との一体感が上がる気がしました。
塩気はきつめなんですが、1週間かけて少しずつ切り焼いて食べた結果、4日目頃から塩慣れして、しょっぱさはあまり感じなくなります。これはキッチンペーパーで包んで、毎日紙を交換しながら水分コントロールすれば、2週間は持ちそう・・・
持ちそうですが、何だかんだ使って食べ始めたら3~4日でなくなっちゃう(笑)近所のスーパーで売ってるブロック肉はあって600gぐらいだし、毎食自炊でお弁当にも使えばそんなものです。
鶏むね、豚肩と、同じようにやってみて、現在は塩2%/砂糖1.5%が私好み、というところにたどり着きました。3%だとちょっとが塩辛くて、後で醤油や味噌で味付け追加してみたら、味付けに失敗した感が拭えない塩辛さ。。。カスタマイズするのか、このやり方だと○○の時にいいなと使い道を絞るのか、工夫、工夫。
生肉のままだと、鮮度の落ちないうちに、なるべく早く使わなくちゃとどこか急ぐ感覚があったのですが、この前処理すると落ち着いて食材使えるなと思いました。
一度お試しあれ。
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