美彩新作「ハシビロコウ諭吉」

読書百遍意自ら通ず。
江戸時代の寺子屋では論語を繰り返し音読したとか。

何度も読むうちに、最初は皆目分からなかったものが、徐々に理解できるようになるというものです。江戸時代以前から、この勉強方法は有用とされ、使われてきた手法ではなかろうかと想像(まだ調べてないから妄想の域

わたくし、自分がこの手法を使う方なので、有用だと思っています。

まずはただ流して読む。

つまづくところは、2回目以降にちゃんと読むつもりで、ひたすら流し読みます。全体の流れが分かってから2回目を読むと、前後や結論が見えているので、推察が進んで理解が早まったり深まったりする経験値を積んできました。

 

冒頭を読んで、これは頭に入って来ないなとなったら、流し読みへ移行。下手すると眺めるだけでページをめくり続けるだけでもいいです。2回目から本気出して読むのです。2回目でじっくり読んで、文字面の理解は出来ても内容が分からない時は、知らない要素が多いということで、その事の基礎知識不足だなと思えば、そこだけググッて浅い情報をちょっと集めたりもします。


勉強は、どれもこれも、時間を掛けないと深まらないもの。手元のひとつで全部分かることもないし、子供の頃は、この掛けなくてはいけない時間が永遠に思えて辛いのですよね(笑)

この没頭感、初っ端からトップスピードには乗らないもので、ある一定時間を使わないとダメの法則があります。だから、飲み込み悪いなと思う時は、流し読みで全体の流れを把握して2回目から本気出す方法で、嫌になって手放す時間を先延ばししているとも言えます(笑


美彩新作「ハシビロコウ諭吉」
美彩のハシビロコウファンの方から、また彫って見せて欲しいとリクエストがあり「ジッと動かない」をキーワードに彫ってもらいました。諭吉の目元、楽しそう。きっと楽しい本を読んでいるのだと思います。好きな本だと自ずと繰り返し読みますよね。

 

好きな本に熱中している時、確かに私も動かない(笑)

諭吉は何を読んでいるのかな・・・

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