知る人ぞ知る、聖飢魔IIの創始者、ダミアン浜田陛下。「蝋人形の館」など、名曲を残しております。聖飢魔IIの世界観は、陛下が構築したものと言われております。でも、聖飢魔IIには陛下の姿はありませんで、私にとっては幻のような存在でした。
当時私もハードな音楽が好きだったので「この曲、凄い!聖飢魔II、最高!」と聞き入っていた記憶。
昨年、You Tubeのおすすめで、「Damian Hamada's
Creatures」というバンドのPVが上がってきまして、懐かしい匂いを感じて再生し、そこで陛下と再会。
後になって知ったのですが、聖飢魔IIがオーディション合格した時、陛下は就職が決まっていたそうです。
当時の空気感からすると、つまらないサラリーマンになるよりは、チャレンジ、諦めない、みたいな空気感もあった気がするのですが、バンドで成功という、ある意味若者が夢見るような未来を選ばず、高校教師を選んだ辺り、とても堅実な方なのかもしれません。
もしかすると、陛下にとって音楽は、好きだからいつでも出来る事に分類されていたのかもなと思いました。(素晴らしい才能の方は、自分の特別さに無頓着な傾向があるの法則)
57歳で早期退職後、自由になった時間で曲作りを楽しみ、気付けばヘヴィメタルバンド「Damian Hamada's Creatures」を結成し、13曲発表。PVを見ると、演奏はしない、ギターを”なでているだけ”で凄い存在感(笑(本当に、弾かずになでておりますからw
ご本人は、自分をメタル界の秋元康と例えておりまして、なかなかおもしろい言い方だなと思いました。
教職35年間は、ミュージシャンのキャリアではないし、
そもそも陛下は演奏技量で勝負しようとして音楽やってた訳ではない。
自分の頭の中の音を、誰もが聞ける楽曲として作り上げることが陛下の才能。
「Damian Hamada's Creatures」の演奏担当は、どの方も相当に腕の良い方なのに、それぞれが「難しかった」と感想を述べているのが興味深く映りました。ご自身では演奏しないけれども、「こう出来る?」と要求が高かったそうです。腕の良い方達なので、楽しんでチャレンジしたということなのだと思います。
そして出来上がった楽曲は、私にとっては神曲。
(悪魔なので、神はおかしいか。)
57歳で教職を早期退職し、リスタートで音楽活動を再開し、世代を越えて人を惹きつける音楽を作る陛下は、生涯現役を求められる今時、理想的な未来に見えます。何歳だって始められる、そういう希望も与えてくれたと思います。
教職しかやったことがないから、他のことは分からないし、出来ないと思う方には、ずっと出来ないでしょう。
職業には、付随する雑多な人間関係と雑事がてんこ盛りついてくるので、職種が異なろうとも、全うしてきた方なら『総合力』『応用力』がついておりますから、専門的知見以外なら、大概何とかなるものです。
「何とかなるさ、何とかしよう」と思う気持ちの強さも、経験のうちかなと思うのです。
最近、高卒後に社会人を選んだ甥に、祝辞メールを書きました。
その中に「今すぐ叶わないなら、その夢は取っておいて、後で叶えたらいい」と書いたのですが、わたくし自身が18~20歳の頃の夢を40代後半で叶えたくちで、陛下の事もあって、ますます真理じゃなかろうかと思っているところ。
後になって叶えた方が、もしかして、今までの人生経験をたっぷり使って対処出来るから、より高度なことを楽しんでやれるかもしれませんしね。
あと、自分が出来ない事をわきまえて、素直に他者に託せるようになることも、良いことかも。
年を重ね、経験が増えると、だんだん、良いものを見極める力がついてくるし、良いものと判断するレベルも上がって来る訳ですよ。自分で出来ないがやりたい時は、他者の力量が素晴らしければ、頼んでお願いしたくなるのも自然なことかと思います。
今回の経典制作にまつわるエピソードは、年を取ってからも創造的であるためのヒントに思えます。web記事をググると結構出てきますから、ご興味ある方は漁ってみてください。
人生100年という声も聞く日本です。
年寄りをこれ以上働かせる気か!とお怒りの方もいらっしゃいますが、わたくしは生涯現役でいたい。いくつになても自分で稼いで、自由に生きて行きたいです。
年を取ったら労働市場的に終わる的な考え方はしたくないし、人生経験を活かして、その年その時だから出来ることを成し遂げられるようにありたいです。
そのためにも、健康大事。
心と身体の健康、大事。
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先日の健康診断で、中性脂肪は標準に落ちたのに、
悪玉コレステロールが高すぎて、再検査の文字。
はわわ~ってなっているところ(苦笑
※美彩さんに彫ってもらった陛下像は【こちら レッツ偶像崇拝】
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