親の苦労、子知らず

着物ボトルカバーのしおやさんから、9周年のお祝いのアレンジメントを頂きました(いつもありがとう!
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このところ、忘れていたような昔の事がフッと浮かんでくる瞬間がありまして、思わず泣けた話。

 

私、去年の消費増税辺りから、売り上げ激減を予想して、閉店後に夜のスーパーマーケットでパートやっております。

 

5%→8%に上がった時に、何度目かの経営危機で、本当にしんどい思いをしたもので、楽観的な予測が出来ませんでした。

 

そのうち、コロナで全国的に自粛生活で消費が落ち込む状態に。店の売上が期待できないものだから、パートのシフトは欠かさず週4入り続け、何とか食いつなぐことが出来ております。

 

1年以上勤めてみて、運動不足解消になっているようで、少し痩せました。これはいいこと。

 

今のところ、ダブルワークの「気分的な辛さ」を乗り越えられたから、長く続けていきたいなと思っております。

 

仕事が楽しいからではなくて、本業が自営業だから、収入ルートを増やすことはリスク分散になりますからね。

 

老後も働いて収入を得ないと年金だけでは暮らせないことを考えると、パート仕事もいくつか経験して、覚えておいた方がいいなと思うし。

 

さて、気分的な辛さは無いけれど、働く時間の深夜化で、眠るリズムがどうしても狂いがちなのが問題。

 

食事もそこそこに出勤し、帰宅してから夕飯と入浴、でもどこか興奮しているから寝付けず。

 

空が明るくなってやっとウトウト…その頃にはアパートの高齢の隣人が活動開始→物音で眠れない(苦笑

 

昼から営業の自分の店なのに、遅刻開店しまくっております。

これじゃまずいなと自己批判で気持ちが落ちる日々。

 

今は、理想とのギャップもあると受け入れて、無理な部分は削るしかないので、睡眠時間優先で、開店時間をズラす方向で考え中。店の売上が爆上げしたら、パートを辞めて専念すればいいし、流れに逆らわない柔軟さを大事に生きていけばいい。

 

私は蝶にもなれる、花にもなれる、雲になれたら遠くへ行ける、な~んて唱えております。

 

で、いつもの如く、隣人の洗濯機の音で目が覚めて不愉快な気分になった時「あの頃のお父さんとお母さんも、きっとこんなだったんだな」と浮かんで、感謝の涙がこぼれました。

 

当時の父は、昼はお教室で教え、夕方から芦原温泉へ出勤し、夜の舞台出演。帰宅は深夜。そこから夜食を食べたり入浴したりで、今の私のような時間帯だったなと思い出したのです。

 

多分、やっと眠りについたのに、学校へ行く私達がドタバタと身支度している音で起こされて、嫌な思いもしたろうな。

 

父だけではなく、お世話する母も、おんなじリズムで過ごしていたはず。母は学校へ行く私達の世話のために、更に寝る時間が不規則で細切れだったはず。母は美容室をやっていて、予約商売だから、眠くても約束があれば店を開けていたし。

 

あの頃、たまに疲れて不機嫌そうな顔をしていた両親を見て、寂しい気持ちになったし、ぐったり寝落ちしている姿を見れば、体調を思って心配したし、子供心にどこか不安で、落ち着かなかった。

 

私はあの頃、早く大人になってお金を稼いで親を楽にしてあげたいと思っていたんだった…

 

子供の私には、両親のことなんて上っ面しか理解出来てなかったんだろうな。

 

辛くとも生活を投げ出さず、育ててくれた両親に、感謝の思いで涙が止まらず。

 

ありがとう、お父さん。お母さん。