シュレッダー

本日から、世の中が通常運転へ移行した空気感を感じております。今年も、尊い繰り返し、生きること、仕事することを、楽しんで味わおうと思います。

 

今年は初めて三が日営業をやってみました。

実態は、毎年やっている棚卸しと大掃除がてらの営業で、力抜け抜け、力抜けな、ゆるゆる営業。

 

前なら2日掛けて深夜まで頑張ってやっつけていたのですが、今年は体力や集中力が持たない気がして、日数を増やしてみました。

 

お客様と新年の挨拶を交わしながら、楽々で数え終わりましたから、これで良かったなと思っております。

 

仕事に時間を費やす事を良くないことと認識すると、とかく早く終わらせたいと心を亡くして詰め込み勝ちですが、中年となり、若い頃と同じスピード感では出来ないようになって、初めて自分の実力と見合う作業見積りが出来るようになったなと、ちょっと苦い気分。

 

若い頃にそれが出来ていたら、同じ結果を出しても、受け止め方が違ったろうなと思って。もっと自己肯定してたんじゃないかなと思って(笑

 

そんな感じで、営業していた三が日なもので、お客様とも普段よりゆっくり会話を楽しんだ結果、画像の電動シュレッダーを借りることになりました。通販の伝票を破砕したかったのですが、手持ちの手動シュレッダーは1枚毎なので、手首も痛むし面倒くさいやと思っていたら、引き寄せてしまいましたYO

 

隙間の時間でシュレッダー作業。

自宅押入れに保管していた書類も引っ張り出し、どんどん破砕。

自分の手動シュレッダーを使っていたらこんなに早く終わらないよな。というぐらいのスピード感で終了。

 

自動化や機械化で、自分の実力以上の仕事を処理できることは有り難いことですよね。

 

けれど、自分の手でどれだけのことが出来るのかは認識できなくて、一度自分の力を超える事が出来ちゃうと、次も出来ると誤解する。それに、道具がやってくれた仕事を、自分でやったと誤解する。その誤解のせいで、気持ちが大きくなって、努力すれば何とかなる気持ちになり、前向きにがんばれたのも確か。

 

そして、機械や道具が通用しないような場合に、自分の力でどうにも出来ない事が無力感に苛まれてきたな、自分。と過去を振り返ってみたりして。

 

私は、出来ることしか出来ないから、出来ることを淡々とするしかない。見たことも無い凄い方法なんて、浮かぶものではないのだから、焦らず地道に今年も、尊い繰り返し、生きること、仕事することを、楽しんで味わおうと思ったよ、というお話でした。