美彩さんの「福助亥」
にんまり、じんわりほくそ笑むようないい事が起こりますように。
福助と言えば、私などは足袋、靴下や下着のメーカーを思い浮かべてしまう昭和世代。件のメーカーも会社のマークとして使っている「福助」は、字面といい音感といいおめでたいイメージ。
「叶福助」さん。名字からして、おめでたい。
頭を垂れてお辞儀をしている様子が思い浮かびます。
お商売をやっていると、お客様に「ありがとうございます」と頭を下げる日々。「ありがとうございます」とお辞儀はセット。
たくさん、たくさん繰り返せるという事が、ご愛顧を体で確認する行為になりますから、わたくしにとって、頭を下げることは「いい気分へのスイッチ」になっております。
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福助の由来をググると、諸説ありましたが、中でも身体障害の容姿を転じて縁起物になったという説に目が留まりました。
低身長で大きな頭の障害を持つ福助が見世物小屋に出ていたのを、旗本のご子息が遊び相手にと所望。福助を迎えてから旗本家は良いことが続き、福助は寵愛される。後日、福助は女中と所帯を持ち、自分に似た「福助人形」を作る。福助の死後に、福助人形は流行。
死後に流行るあたり、福助が生きていた頃は平穏だったのが、後世になったら人々がハッピーでラッキーな人生を切望するような世情になっちゃったってことかもしれませんね(うっすら黒笑 考え過ぎ?)
小さな小さな、福助亥
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