金継ぎ職人、こまやさんが継いだ器が10点ほど入荷しました。
継いだラインに螺鈿を施すのがこまやさんの好み。
今回は黒漆の継いだ線と螺鈿の組み合わせで、ひび割れた線に流れを感じる継ぎ方が多め。
貝の輝きと黒漆のツヤと、見ていてとても楽しいです。
漆で継ぐので、どうしても割れた部分に黒っぽい筋が入るもの。線の色が強いと元の器の風情から大変わりしてしまいます。
元の器の風情が好きで継いで欲しいという方なら、それは残念なことになりますから、器の色に馴染むような仕上げ方をいたします。
でも、今回の器は、こまやさんの感性で、継いだラインを逆に楽しんでもらえるように、加飾を施しております。
なかなか、これだけ細かい螺鈿を施すのって、大変だと思いますよ。接着面積が小さいと、つきにくいものですからね。さすが、こまやさんです。
割れる前は何でも無い器だったと思われるからこそ、金継ぎの風情ひとつで表情がこれほど変わるものかと目を奪われます。
※お迎えしたい方は【こちら】
※こまやさんへ金継ぎを依頼されたい方は、店主にメッセージください。取り次ぎいたします。
コメントをお書きください