完全教祖マニュアル

私は最近、「世界征服する」と言うことを楽しんでおります。

 


聞いた人から「どういう意味?」「具体的に何をしたいの?」と聞かれることが多いのですが、その度に「ああ、今の私やこの店と世界征服が結びつかないから、この質問が繰り返されるのだな」と感じております。

 


私達は、それぞれの身の内に、「自分の世界」を持っていると思います。最初は、自分でもよく分からない時がある自分というものを、知り尽くしたいと思って言い出した言葉。

 

 

相手からの質問に、時々で思い浮かんだまま、適当に答えていたら、全部本当にそうだなと思う言葉がスルリと出てくるもので、これは面白いなと思って「世界征服する」と言うことを楽しんでいるところ。

 

 

先日、洗濯して紙くずと化した本(こちら)に、「口から出任せ」というフレーズが何度も出ておりまして、ウソをつくのではなくて、どこからか降りてくる言葉をそのまま話すことが「口から出任せ」という定義で使用していた模様。話しながら整理するタイプの人は、意味がよく分かるのではないでしょうか。

 

 

昨日の出任せは「〇〇なら環、〇〇ならあの店主という風に、誰かの心の、ある部分の、ある条件を占拠したいんだ」と出てきました。物理的な征服ではない。心を征服する。

 

 

そういうのって、教祖っぽいなと思いまして、「完全教祖マニュアル」なる本を読んでおります。教祖は作つことが出来ると信じさせてくれる内容で、今の私にはドはまりな本でした。

 

自分が神秘的絶対的な存在である必要は無い。

既に大成功している三大宗教を下敷きに焼き直していけば省力出来る。既に、三大宗教内でも、ディテール差別化で細分化された○○派が派生しまくっている。

 

最初から認められることは無い。キリストも、最初は社会からはみ出た言動で常識やぶりな存在だったから非難されまくり。社会弱者に迎合しながら信奉者を増やし、更に社会の主流派と摩擦発生。その内、社会主流派の中にもこちらに寄ってくれる人を狙い、落とし、金を貢がせ、社会影響力を使い、更に拡大。

 

信者の囲い込みをすることで、組織継続の土台を盤石に。

信者への商品売買(書籍や壷w)は分母が少なくても100%以上買ってくれる市場なので収入も増える。など。

 

キリスト教、イスラム教、仏教といった既存大手(成功例)を下敷きに、教祖として尊敬され、人々を幸せにしつつ経済的に成功する方法が面白おかしく解説されております。世界三大宗教が信者を囲い込む時の、大枠の流れがつかめるので、何がそんなによくて宗教はまるのかな?と気になっている「無宗教」な方はその疑問に回答がもらえそうですよ。

 

とにかく、笑いながら読めることが素晴らしい本。

自身を商品としている芸能系、フリーランスの方は、参考になる本だと思います。