片手は不安の証

以前から、気になっていたことなのですが、「初めて来店される方」ほど、品物を片手で触ろうとする印象。

 

肩に掛けたバッグが何かにぶつからないようにと気に掛けてくれるのはとってもありがたいです。

漆のお椀や金継ぎされたお皿に目を留めて、心惹かれて手にとってみたくなるのも、とても嬉しいのですよ。

だけど、片手で取ろうとしたり、片手で持ち上げて裏側を見ようとしたりするのを見るたび、ヒヤッとするのも正直なところ。

 

丸いお椀を側面から掴もうとして、しっかりホールドしきれずに滑ってガタッと音を立てたりすると「今すごく危なかったな、、、ハワワ~」と、ドキドキ。

子どもに「危ないから、見るだけ!触らないのよ!」と子どもの方を見ながら、何となくお椀に手が伸びているのを見ると、

 

「ああ!それお母さんの方が結構危ないかもーー!」と

心の中で叫んでしまうこともあります(笑

 

仕草に現れる心理として、片手持ちするのは

「心配や不安の表れ」なのだとか。

 

手荷物があって、それを手から離す事に

潜在的な不安を感じていると、

やはり片手で何かするしかないかなとも思います。

 

仕草には、ちゃんと理屈があるんですね(納得

このお店は安心と、思っていただけるようになりたいものです。

余談ですが、常連さんのお話。

勝手知ったるで手荷物を置いて、両手で品物を物色。

雑談しながらお会計、包んで渡して笑顔で別れ、

しばらくしてから後に残された買い物袋を発見する感じ。

ああ、あの方にとっては、安心出来る場所認定されているんだなと、笑っております。