私ときたら、女性の権利向上とか男女平等とか、叫びたくなるほどの不満がま~ったくありません。関わりある達に大事にしてもらっている実感があるし、すごく幸せなポジションにいるんだなと思います。
その昔、中国に出張している時に「三八妇女节」を迎えると女性スタッフの姿が見えないオフィスで「今日はみんな会社のお金で映画見に行ってる頃なんですよ」「へ~会社、大サービスですやん」みたいな会話してました。
思い起こしても、うちのおとうもおかんも、子どもに対しては、世の中に男尊女卑があることをスルーした教育方針だったかなと思います。
そして、そういう環境が私を作ってくれたと思います。
うちのおとう、ほんとは長男が欲しかったかもしれないんですが、一番上の子どもは女のわたくし。
小学校、中学校、高校に大学、社会人になってからだって、何度も繰り返し言われた宝物の言葉が「多喜子は一番最初に生まれた子どもだから、「あに」なんだよ。おれに何かあったら、あんたが家の代表だな。恵美子と寿治を守ってやれよ。お母さんの世話をしてやれよ。頼むぞ。」
あにって、なんて説明したらいいのでしょうか。
字面は兄なんだろうな。
頼りになるべき存在というか、その期待もあるし、信じてるぞ、お前は一家で大事な存在だぞ、そんな感じが近いでしょうか。
大学に行きたいと言えば、本当はそんな経済状態じゃ無かったのに、行かせてくれたなー。ありがとう、おとう、おかん。
私には弟がいますが、おとうは折りに触れ「多喜子は、佐藤家のあにだと思ってるよ」と言ってくれたから、私は実力以上に頑張ってこれた気もしており、女の私の揺るぎない自信として、心の端にいつもある宝物の言葉になっております。
今では、一家の大黒柱は弟ですが、それでも、私はいつか家族を支えるのは私だぞと思いつつ、なかなか左団扇にならない事業を撫でさすっているところ。
その内、事業でやたらめったら儲けて、家族がやりたいことを全て気兼ねなくやれるように、精神的&経済的に後押しするような、そんな存在になりたいなーーという野望を持ちつつ、
天気ひとつで人類滅亡するような個人商店の経済活動に、一喜一憂しつつ、いつ叶うのかな?と私の神様と相談中ですよ(笑
幸せですよ。
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内戦やテロ、人権蹂躙甚だしい地域の人々が、男女の別なく、私のように誰かに強く愛され、存在を認められる幸せを、安心を、得られますようにと強く思います。
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