毎年、これが終わるとホッといたします。
開業するにあたり、簿記3級の学校に通ったので、基礎的な知識は持っておりますが、それでも最初はチンプンカンプンでした。
簿記を知らない頃、こんなものを習って何の意味があるのだろうかと思っておりましたね。だって、事実を記帳していくだけだと思っていましたから。
実際、事実しか記帳しませんが、手元に現金は皆無なのに、数字上は利益が出ているとか、そういう実際の場面にぶち当たっては「これ、教えてもらった気がするけれど、なんて言ってったっけ?」と思い出したり、どう判断や評価したらいいのか考えたりしているうちに、少しずつお金に対する判断が、変わってきたかなと思います。
いまだに、経営下手で、そこは如何ともし難いです★
でも、毎年、振り返りながら「まだ試してみたいことがあるから潰せない」と思っては、店や事業への愛着を膨らませております。
まだ数字が生々しくあたまに入っているうちに、「1年12ヶ月の何でもOK、気になったこと全部月ごとにメモってみよう!」を一生懸命書き出しております。これをやっておくと、世の中のリズムと自分の経営リズムのズレが見えたり、やってみたけど無駄だったことや、ヒントが見つかったりして、2017年のチャレンジを怖がらずにやるために、必要。
不安になる時もありますが、見返すと「あー、この季節、気弱になってたな、あららおんなじ」って思うだけで、越えていける時もあります。備忘録は、作っておくと役に立ちます。
今年、うっすらやってみたいなと思っていることは、私の中にある思い込みをどんどん壊すこと。いっぱい、こうあるべきなんだろうなと思って、良かれと思ってやっていることが、効果ないかもしれないと、一回見直してみること。
例えば先日、私は好きでお香を毎日焚いておりますが、陶器ににおいが移るという指摘を受けました。
においがします!と言われたら、相手の感覚が100%正しいと思いますから(だって、感覚はそれぞれ固有ですもの)お香を焚くことで日々経費を発生させておりましたが、止めるという選択肢も検討したらいいですよね。
そもそも、漆器にシフトしている状態ですから、陶器を扱わないと切り捨てることも選択肢としては可能。
雑貨屋だから、雑多に、何かを網羅的に扱うという選択肢もありますが、もっと範囲を絞った網羅的な品揃えを目指してもいいし、とにかくいろいろ自由に出来るのだから、そこを自分の思い込みで可能性を狭めてることがあるなら、それに気づいて止める算段をするといいかなー、と思う訳です。
何とか6年目を迎えたことですし、10年目に向けて、わくわくする未来を設計するべく、2月はいろいろ自分に対して種まきする時間。
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