寝る前に、翌日以降のためにお惣菜を作ることが多いです。
お料理は、やっている内に心が落ち着いてくる行為で、私にとっては、寝る前にやると精神衛生上良いもののひとつ。
私は、新鮮なカリフラワーは生で食べます。
包丁で塊を細切りにすると、ボロボロと小さい単位に崩れて、スプーンじゃないと食べられない細かさになります。これに玉ねぎの千切りやみじん切りを合わせて、ごま油+塩+酢+はちみつなど甘みを加えてマリネ。とっても美味しいので、ぜひ試していただきたい簡単料理。
でも、今夜のカリフラワーは、すぐに料理に取り掛かれず、一晩冷蔵庫で保存。冷蔵庫から出すも、何か違和感あり。
違和感の理由は、白いもこもこの間に、何故かぽっかり抜け落ちたような小さな隙間が空いていたこと。もしかして?と思って、根元側から葉の根本を押しのけて確かめると、中に芋虫の影。それも、かなり大きい。
見つけた時には背筋がゾクッとします。
虫は、ある距離感があれば、大概眺めていられるし、こちらから近づく分には、触れることが出来る生き物なのですが、食べ物と距離が近い虫は、ほぼ拒絶反応。
とは言え、ため息ひとしきりで気持ちを決めて、虫を取り去り料理します。
でも、今夜のカリフラワーはダメでした。
冷蔵庫に入れたせいか、芋虫は死んでいる様子。
裏側のあちらこちら、かなりたくさん、体液なのか、粘液が粒立って盛々とくっついていて、気味が悪いなと思ったら、もう食べ物に見えなくなってしまいました。
虫がつくほど新鮮だから、と言いますが、生きている虫がついている野菜は、案外平気で、虫を箸でつまんで外へサヨナラしては「すまぬ、きっと鳥に食べられちゃうかもね」なんてサヨナラ言うのですが、今夜見た、苦しみ死んだ痕跡+死体付きの野菜は、私の中では全く別物になってしまいました。
イカやタラの白子に寄生虫が付いていて、どちらも死んでいるのは平気。
却って、死んだ魚に生きた寄生虫がついて、動いているのはNG。
カニやナマコは食べるの平気。
活造りの刺し身も食べるの平気。
自分でも訳が分からないなと思っておりますが、
食べ物に対するこの線引きは、ルールが見えない、、、
私は、生きている物を踊り食いすることはありませんから、全て生き物の死体を食して生きているはずなのに、いいものとだめなものがあるという区別が、ゲシュタルト崩壊的に、特別不思議に思えてきて、何かバランスが崩れたような状態を自覚。反応しているのは心なのか、本能なのか。
食べ物を粗末にしているようで、気分的にとても重たい、、、
明るい時間帯に、誰かとこの件、話して意見を聞いてみたいなと思った夜。
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