部活動

商店街の平役員を受けました。

役員といっても、雑用係なので、金銭的なメリット無し。
その分、人儲け=仲間が増えて、何だか楽しい予感です。

 

商店街の活動は、外から見ていると、プロモーション効果の感じられない、旧態然としている割引や景品イベント(バラマキ系)のイメージで、そこに税金も使われてるかと思うと嘆かわしい、、、というのが開業当たりの印象でした。

あの頃の価値観は=まだサラリーマンだった自分の感覚。
こんなものを誰が喜んでいるんだろう?と思って否定的だから、喜んでいる人が見えて来ませんでした。

運営側に入っていませんでしたし、内情も知らないから、それこそ、全く事実に触れていない状態だったのですよね(主観でしか見れていなかった。。。

そもそも、サラリーマンの感覚というの怪しくて、それが個人商店より上なのか?と聞かれると、昔の自分なら上だと答えたことでしょう。

自営業の人から「サラリーマン楽でいいなーって思うよ」って言われるたびに、何だとー!と反感覚えつつ、何でみんなこれを言うのか、実感として理解出来ておりませんでした。自分のお金で事業を運営して初めて、自営業は大変だなーと思うようになりました。


いま、ゆうゆうロードの商店街に属して、仕事をし始めて感じていることは、「商店街って、実は自と他の境界を超えて助け合うという、凄い組織なんじゃないか」という事実。


多分、私の所属している「ゆうゆうロード」が特別なのでしょう。

「練馬区で最初に出来た商店街」と聞いております。

年末のアメ横に負けない混雑が毎日という時代もあったとか。


その土地で生まれ育って事業をしているお店の方が、新規参入事業者を受け入れ、仲間として一緒に活動してきたという、素晴らしい歴史を持っております。その柔軟性が、今でも生きているのが「ゆうゆうロード」

よそ者を受け入れることは、存外簡単ではございませんよ。
世の例で分かりやすいのは、転校生いじめとか、嫁姑問題とか、新参者をいじる系。

同じ会社組織→利害が一致、社風など、精神的な面で一致していると思える何かがあって、繋がってる感があって、、、そういう前提条件、商店街は皆無ですからね。

別個の個人が経営している店の集まりということは、アイドルが人気を競って、喧々諤々(けんけんがくがく)も有り得る「相手の事なんて関係ない」集団。

 

そいういうのを、超えてるのが、我らが「ゆうゆうロード」なのです。

 

凄く温かい目で新参店を見ているし、商店街として、協力出来ることがあれば、積極的に働きかけようと機会を見ては接触しているし、それもこれも、自分の事業にメリットないどころか、工数割かれて面倒事を背負う前提で、皆が「互いに良くなるなら」と動いている印象。

 

とはいえ、慈善事業ではなく、全体にメリットがあるようにと考えられてます。だから、実施してきたことの成果が積み重なって、今の立派な商店街の風紀、雰囲気が出来上がっている。なんて素敵なのかしら、ゆうゆうロード商店街。

アラフィフおばちゃんがひとりでやっている個人商店ですから、時間と体力の余力無いんですけどね、だけど、出来るだけ参加して行きたいなと思います。その先に、江古田の街の空気感を維持するという成果があるなら、やりがいがあるなと思うのです。

内緒ですけどね。
40~60代が皆でわーわー作業したりすると、ちょっと、部活っぽい楽しさもあるんですよ。進学校で部活もぼちぼちだったもので、遅ればせながら青春もどきも楽しんでおります。