定休日の本日、昨年の手帳を片付ける時に、過去の手帳をうっかり開いてしまいました。
ベネッセで、正社員登用絡みのストレスフルな人間関係が嫌になり、辞めた辺りから開業するまでの2年間は、自分の進む先が見えなくて、自信なくさまようようなメモが散見され、当時の空虚な気持ちを思い出す。
妹ががんの手術を終え、身内を失う予行練習が精神的に重すぎて、鬱になった時のメモ。母と布団を並べて寝た夜、私の布団に転がってきた母が、じっと抱きしめてくれたと書いてあって、すっかり忘れていた情景を思い出す。
開業めどが立たなくて(それは私の覚悟や決心の問題だったのだけど)、いつになったらどうなるのか、ひたすら不安だった頃。お正月、がんの経過も良くて、妹夫婦も実家へ集った年。
父が「多喜子も〇〇子も、がんばれよ。何も2人前、3人前頑張れってことじゃないんだよ。自分の出来る分だけでいいから、頑張れよ。」と言われた言葉に涙した、と書いてあって、これもすっかり忘れていた情景。
最近、お客様や友人知人で身内を亡くしたお知らせが重なる年頃になり、自分の親のことを思います。当時お世話になった人、当時仲良くしていた人のことも思います。
整理箱に積もった埃を払いながら、過ぎたものだし、もう捨てようかと思ったのですが、忘れっぽい私の代わりに手帳が覚えてくれているから、やっぱりまだ捨てられないなと思い直した掃除どき。
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