本日、まちゼミの日でした。
金継ぎ職人こまやさんの、淡々とした語り口で展開される職人仕事の話は、何となく知っていたところに、リアリティを付加してくれる内容で、とても面白かったと思います。
●材料の話
●修理工程の話
●道具の話
●価格の話
●修理にかかる時間の話
店主的に、一番食いついてしまったのが道具の話。実際に見せてくれる、削り磨くための道具が「え?」「は?」「へぇ」の連続で、『鯛の歯』に至っては標本のようでした。
鯛の歯の、鋭くて大きいものを筆先に取り付けた道具なのですが、取り付ける前の歯の状態は、食べ残して捨てる骨さながらで、どう見ても道具らしからぬ風情。
「これを使うと、こういうところの磨きに便利だなと、気づいた先人が凄いですね」と、隣近所の参加者と盛り上がってしまいました。
参加者の方は、器に対する造詣が深い方や、金継ぎに興味がある方が多かったので、途中あがった疑問・質問も中々面白い内容で、参加者がご存知の知見を伺い補足出来た内容もあり、盛り上がったかと思います。
こまやさんが仕上がり見本として持参した器を見ながら、本日修理の申し込みをされた方も数人いらっしゃいまして、仕事の繊細さと仕上がりの美しさを分かってもらえたのが、店主としても嬉しかったです。
残念ながら2/7も満員なのですが、まちゼミ以外の時でも、こまやさんへの仕事のお取次ぎはいたしますので、金継ぎして欲しいけれど実際どうなのかしら?と思われる方は、お気軽にお問合せ下さい。
環は連絡先をお伝えしますが、仕事とお支払いは、お客様とこまやさんとの直接のやり取りとなります(つまり、お得ですよ
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