「洗濯物が乾きやすいうちに、そろそろ本気で衣替えしなくちゃ。」
朝晩が冷えるようになってきたので、物干しのゴールデンタイムが短くなってきました。主婦にとっては作業効率が悪くなる季節ということで、そんな話題が店頭で増えて参りました。
衣替えと言えば、防虫剤。
環では、宮崎の天然樟脳を扱っております。
現在、日本国内で樟脳を生産しているのは、福岡・宮崎・屋久島の3ヶ所。生産量からすると、輸入樟脳と比較すれば「とっても少ない」です。
林業とも関わりのある産業ですから、残っているのはメーカーさんが頑張っていることと、天然樟脳の良さを実感しているお客様達に支えられてのことだと思います。
でも、薬局には天然樟脳を置いていないところも多いです。ナフタリンや、においがつかない防虫剤という触れ込みで、ピレスロイド系の防虫剤などが主流です。
家電製品を始めとして、新製品は最先端の技術力に裏付けされた良いもの、というイメージがありますが、防虫剤に関してはそうとも言えない、と店主は思います。
ああいう商品は、殺虫剤で、虫を殺します。
服の上で死んだ虫の体液がしみだして、シミになることもあります。
かつ、繊維に付着すると、洗うまで取れません。着ている間に、皮膚に接触することで、過敏症の方は反応することもあります。
天然樟脳は、スーッとする香りで、人には爽やかな印象を与えますが、虫にとっては嫌な臭い。虫は避けようとして逃げます。風に晒すと飛んで繊維には残りません。
こんな機能面をご存知の方が、「やっぱり天然樟脳じゃないと」と足を運んで下さるのです。
最近は、芳香剤としてお買い上げになる方も増えてきました。虫にとっては嫌な香りなんでしょうけど、人にとっては本当に爽やかな香りなんですよ。
湿布薬に含まれる成分で、店頭のサンプルを嗅いだ方は「あ、知ってる!でもコレが樟脳なの??」と驚かれます。皆さん、ナフタリンの臭いを「樟脳臭い」と言うので、勘違いしている方が(特に)若い方に多いです。
環の店頭で、ぜひ一度サンプルのにおいを確かめてみて下さい。
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洗って仕舞うこのタイミング、ナフタリンから天然樟脳に切り替えるには絶好のタイミングです。
樟脳とナフタリンが出会うと、化学反応で銀糸が黒ずんだり、地色が変色する場合があります。洗って仕舞うタイミングで天然樟脳をお試し下さいませ。
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