今日、起きたら店の開店時間でした。
引っ越し以来、疲れが抜けないと度々こぼしておりましたが、昨日の夜は久々に深く深く眠れて、目が覚めた時にはあまりの爽快感に驚いたほど。
でも、開店時間には間に合わなかったのは残念。
小売の私は、予約を受けて約束を守る仕事ではないから、こんな時、飲食系のお友達やサービス系のお友達と比べると、楽な仕事してるな~と思います。
体が軽く、気分もいいから、遅れついでにご飯を食べて行こうと思い、ご飯を炊いて・・・しっかり食べてさてコーヒーでも・・・(まだ行かないのか?)という辺りでPHSにお客様から電話が入りました。
神様に、「いい加減にせいよ、早く行かんかい!」と怒られた気分。
店について、シャッターをあけたところ、「お祝い」と書かれた白い包みが落ちていて、見るなり、大橋屋さんが移転のお祝いに会いに来てくれたのだと分かりました。
大橋屋は、千川通り、東長崎寄りの美味しい焼き菓子のお店です。私は大橋さんのビスコッティの大ファン。大橋さんは芸大の油絵卒で、デッサン教室もやってます。
ああ、わざわざ来てくれたのに、私ときたら家でゴロゴロしてたよー。すまんこってス・・・と包みを拾い上げ、件のお客様が店に来る前に準備。
一段落して、ひとくちいただこうかなと白い包みを開けると、何故か【開封済み】で【食べかけ状態のビスコッティ】何故だ・・・
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ここからは、得意の妄想タイム。
大橋屋さんが、きつい日差しに目を細めながら、ちょっと用事で江古田まで。
「疲れたな」と、自分の焼いた美味しいビスコッティをバッグから出し、ボリボリつまむ。「いや~、やっぱり旨い!オレって天才!」隣に聞こえるぐらいのひとり言ぶつぶつ(だって大橋さん、そんな感じ
「そうだ!近くまで来たしな、環さんに挨拶して帰るかな」と、引っ越ししたばかりの私の店まで来たのに【閉まってる】
暑い中、閉まってる目当ての店の前にたたずむのは、無力感この上なし。
「くっそ~、オレの純粋なお祝いしたい気持ちを返せー!」とバッグからペンを出し、『お祝い』って袋に書いてシャッターのポスト穴から投げ入れる大橋屋さん、、、んな訳はない。
これは、【ネズミのしわざ】かと思います。
店じまいする時に気がついたのですが、入口の引き戸の上にビスコッティのかけらとお菓子クズがいっぱい乗っかってました(ゴキブリ対策の次はネズミか、、、、古いテナントは、いろいろあります。
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