日本語の技法

日本語の技法/斉藤 孝
読む・書く・話す・聞くーー4つの力

知人に、会って話す印象とメールの文章から受ける印象にエベレスト山とマリアナ海溝ほどもギャップがある人がおります。

この方とのやり取りは、先が計り知れないもので、一緒にいると疲れてきちゃう。10分でカラータイマーが点滅。

コミュニケーションムズいと思ったその日に図書館に予約した本。忘れた頃に手元に届きました。

コミュニケーションの基本、「語彙力」「要約力」「感情読解力」が備わっていないと、何をどう話しても相手との間の溝が埋まらないとあり、この3点は基礎であり、訓練次第とのこと。

語彙と感情読解は分かるのですが、
要約力がピンと来なかったわたくし。

例えば、普段話をする時に、時系列で起こったことを全部話すタイプの方がいるとします。相手の様子からダラダラしゃべっていられないと察知しても、話題の本質が頭の中で曖昧だと、やっぱりいつもの通り、1から100まで順番通り言わないと結論に辿りつけないとしたら、相手はイライラがイライラでイライライライライライライラ…

なるほど、要約力は大事。
普段の生活では、着地点なんてどうでもいいような雑談が多いわたくし。あまり意識しない点だったと気づきました。

ちなみに、著者いわく「要約力は才能を必要としない」訓練と経験でつく力だとあります。

最初に要点を言うこと。
ポイントは3つぐらいに絞ること。

どこかで聞いたことがあるけれど、出来てるか怪しい・・・しばらく、要約力を意識してみようと思います。