※この記事の翌日、ラーンガイさんはお店続投をHPで告知。店じまいしてません。またいつもの笑顔で営業しております。ご安心下さい!
伝統工芸と和雑貨の店、環の店主です。
今日はちょっとしんみりなお話。
ご近所のエスニック惣菜屋「ラーンガイ」が、店じまいを決めたそうで、ツイッターでお知らせしておりました。店主、「ラーンガイ」のファンだったので、驚くとともに寂しさを感じました。
「ラーンガイ」のお二人、お疲れ様でした。
環のお客様にも「ラーンガイ」のファンがおりましたから、「ツイッターで知ってショックだった。大好きだったのに、残念。」とツイッターでダイレクトメールをくれた方がいらっしゃいます。
惜しんでくれる人がいる、それがとても羨ましい。
こんな風に惜しんでくれる方がいることは羨ましいのですが、事業となると想いだけでは厳しいということで、明日は我が身とばかりに背筋がゾクッとしました。
サラリーマンをやめて初めての自営業。
何もかも初めてで、どうしたらいいかを判断するということにいちいち迷いが出る、時間がかかる、自信を無くしてみたり落ち込んだりと忙しない状態であっという間に3ヶ月が過ぎました。
おや?このままだと危ないんじゃないかと集客のために広告を打ったり駅にポスターを出してみたり、お金を使ってみたものの思い通りの効果は得られず資金を無駄にした次の6ヶ月。
ようやく、お客様との関係性や友人の店同士の関係性から、クチコミや紹介でお客様が増え始めたのが1年目の後半。自分でチラシを書いて、ポスティングを始めたのも1年目の後半でした。
まさに崖っぷちの気持ちで、頭がしびれるように悩んでいたと思います。でも、それでも今やっていることは好きで楽しくて、お客様との接点が増えるたびにやりがいも増してきて、崖っぷちだけど止めたいとは思いませんでした。
おかしなもので、1年過ぎたら、日々ソワソワと心の何処かで感じていた「店がつぶれたらどうしよう」という不安はそのままでも、感じ方が変わってきました。
「頭の中でああだこうだと繰り返しても行動しなくちゃ状況変化は起こる訳がない。やらないでグズグズと不安を撫でさすってるのは、私が私の人生を無駄遣いしている状態だな。それなら行動しよう。」
未だ、崖っぷちなんですけどね(苦笑
でも、行動すれば何かしら返ってきますから、止まる訳にはいかないなと思います。
茂木健一郎さんがその昔「あれこれ試して試して試して、もう駄目だと思ったそのすぐ先に、望む結果が待ち構えていることがあるから、もうひと頑張りしてみる」というような主旨を書いていたことがありまして、私もそれを信仰しております。
半年やって芽が出ないと思ったら即廃業しろ、
1年頑張れば何とかなる、
1年ごときで何とかなるなんて甘い!3年は我慢、
など、いろいろな話を聞きます。
環は、今度の11月で2周年になります。
私は3年は頑張ってみたい。
暮らしの中に潤いや豊かさを提供する、喜んでいただけたら事業が継続していける、そういうサイクルを作れるように、商品やサービスのクオリティやレベルを落とさないように、維持継続を心掛ける。基本的なところを、地道に頑張って続けていかなくちゃと思いました。
ご近所がいなくなる寂しさは胸に秘めて。まずは笑顔。
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