花のかたちをした小さなおりん。
環では画像の「あざみ」の他、「どんぐり」「チューリップ」の3種類取扱いをしております。材質は青銅に銀メッキ。
メーカーは新潟・高岡の『小泉製作所』
銅、銅合金の加工が専門の鋳物メーカーです。
職人さんが長くお勤めされている会社なので、人的蓄積が豊富。社長さんを始め、効率一辺倒ではないモノづくりを選んだ方が集まっているように感じます。
このおりん、見ていただいた通り、繊細で美しいデザインです。安次富隆さんという日本を代表するプロダクトデザイナーがデザインされたそうです。
ちゃんと音響設計もしているので、音が反響しながら広がる波動を体感出来ます。見た目の印象通りの澄んだ音で、初めてこのおりんを見て叩いた方は「わっ!凄くいい音!」と驚くか「ああ、これはいい音だ」と感嘆されます。
バチ棒が材質違いで3種類あり、おりんとバチ棒はバラ売りなので、好きな音の組み合わせになるように選んでいただいております。
このおりん、環で購入されるお客様は99%がお仏壇用にと購入されるのですが、仏具ではありません。持ち運べる風鈴のようなイメージで、好きな場所で好きな時に鳴らすおりんがコンセプトだったそうです。
作る側の思惑と使う側の思惑のズレはありますが、このおりんの音を神聖なイメージで捉えているから仏具として使うのでしょうね。
家庭画報に掲載されたり、メディア露出はありながら、あまりあちこちで見かけないのには理由があります。生産可能な月産量が、鋳物にしては少ないのです。
鋳物の型から出した後に磨きをかける工程がありますが、この繊細な凹凸です、機械で自動的に磨いたらあっという間にツルツルになってしまいます。手間がかかりますが職人さんが磨きをしているのだそうです。
安次富さんは、製作効率のデザインではなく、小泉製作所だからこそ作れるデザインを考えたのかもしれません。きっとそうに違いないと店主は妄想しております。
今年の夏には、このおりんの風鈴が店にお目見えする予定です。そちらも、楽しみにお待ちください。
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