学生さんが「協賛のお願い」にやって来ました。来場者に配布するパンフレットに載せる代わりに協賛金を募る、というお話。
学生さんだから、もちろん自前の予算なんて無い。だから大人や社会に対して協賛を募るのは分かります。
分かるんですけどね、自分達でバイトしても足りないから頼る、という感じでも無いのですよね。誰かにお金をもらう前提で話が始まっている。
私は何故かがっかりしながら話を聞いておりました。私が自営業を始めたばかりで、経営面でまだ危なっかしい状態だからお金に関して厳しくなっているところもあります。
協賛金を出すならば、どんな活動に出資するのか知りたいと思います。その活動に共感する部分があり、かつそれを支援する価値があると感じるならばお金を出す。「来月○日、大学のホールでやります」だけでは説明不足だなと感じた次第。
協賛金=環が得るメリット、イコールであるのが望ましい。街に埋もれたような小さな店ですが、私は事業主なので資金の使い道を考えない訳にはいかないのです。
もうひとつ。
普段から学生さん達が利用してくれるとか、そういうバーターがある飲食店なら「お願いします!」と頭を下げれば「いいよ」と通るかと思います。
そこには、集団として○○大学の皆さんにお世話になっているから、あなたにお願いされたことを受け入れますという、広い意味での人間関係がちゃんと背景にあるものです。
そういう街との関係を作ることも、学生さん達は薄らいでいるんでしょうね。
数撃ちゃ当たるでうちの店に来てしまうのですよね。顔を覚えてもらっている店にお願いしにいくと、ハードルが下がると思います。
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社会に出て、紆余曲折を経て大人になる頃、あん時の自分達は甘かったな~って笑うために今があるんですよね。私だって学生の頃は甘ったれてました。おんなじ。
まとめると、
●自分達が言っていることの意味を把握して言葉を発しましょう
●相手の都合(メリット)を考えることは合意を得る近道ですよ
●知らない人より知っている人に手を差し伸べるのが人情ですから、
目の前の友達以外にもあなたと関わる人がたくさんいると
自覚された方がいいですよ、
というお話になってるといいな~笑
そんじゃーね byちきりん風
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