シンクロニシティ

自分にしか分からないシンクロニシティ。

今日はどうやら『差し出す』が重なる日でした。

 

幾つか重なると、

そういう日なら、そういう事には

逆らわずにいこうと気持ちもついてきます。

 

ちなみに、この差し出したいくつかは、

商品ではないので損はしておりません。

神様も弱小個人商店のことを考えて

シンクロを起こしているようです。

 

今日一番の大物はレジカウンターに飾っていたのごみ人形の大きな金巳の土鈴。

滅多にないことだそうですが、この巳は鳴りません。中にあるはずの玉が入っていないのです。

工房の方いわく、素焼き後に着彩する為、必ず手に取り音が出ることを確認しているので、玉が無いものを出荷することがありえないとか。(考えられるのは輸送中に玉が砕けてしまった??)

音で魔除け・開運とうたっているので工房の方は申し訳なさそうでしたが、私の方は「滅多にない大当たりですね!?」と喜んでレジ横に飾っておりました。

 

この金巳をどうしても欲しいと言い出したお客様は、身なりからすると日大の競技部に所属している学生さんと思しき若くてがたいのいい男性です。

 

大学生が来店することがほとんどない私の店。特に盛りのいいご飯が嬉しい雰囲気の方とは縁遠いのが私の店です。

 

彼に何故欲しいのか理由を聞いたところ「今、強烈に強い運を引き寄せたいところなんです!そんな由来があるものなら是非欲しいと思いました」と言うではありませんか。

 

私も、そういう気持ちになったことがあります。験直しになるかもしれないなら、どんなきっかけでも引き寄せたいと思う気持ちがよく分かります。

そこに、本日は折り重なってやってくる「差し出す」サイン。

 

2つ返事で差し上げることにしたところ、言い出しておいて慌てる男性。まさかそんな簡単にくれるとは思っていなかったのでしょう。

 

「私はこの店を始める時に、運がいいというか、次々に出来事が重なって店を開くことが出来ました。でも、そこに至るには運だけではなくて、努力もしたからこそ今があると思っています。

 

この人形で運気が良くなるきっかけにしたいというなら差し上げましょう。運が向いてくればいいですね。でも、運だけじゃなくて、ご自分の努力が一番必要ですから、頑張って!」

 

我ながら、いい笑顔で金巳を手放すことが出来ました。

 

願わくば、彼の運気が好転して、

思い通りの動きが出来ますように。