60代のお客様と雑談。
『昔は、正月は本家に集まって食事したもので、本家のお嫁さんは大変だったろうけど、親族のお楽しみのひとつだったな。お重にそれぞれがおせち料理を詰めて持ち寄るんだけど、子どもは「○○おばちゃんの煮豆が美味しい」「栗きんとんは○○おばちゃんが一番」と楽しんだし、大人も「この漬物、美味しいわね~、どうやって作った?」なんて情報交換したりと楽しんだものよ』と談笑。
私の両親は兄弟姉妹が大人数で、本家に挨拶に集まって賑わう感覚は覚えております。年の近いいとこ達が集まって、それは賑やかでした。普段から行き来があったのに、特別お祭り気分で楽しかったですね。
それに、たくさんいる叔父さん叔母さんからお年玉を貰うのも嬉しかった思い出。私の両親ぐらい兄弟姉妹が多いと、いとこでも年齢差が結構ありまして、叔父と呼べるぐらい年の離れたいとこはお年玉をくれました。
いま思い出すと、私はつねにたくさんの年上の親族に囲まれ、見守られて幸せだったなと思います。今は核家族が当たり前で、実家と離れて暮らすことも当たり前で、私のような経験をする子どもは絶滅危惧種かもしれませんね。
冒頭のお客様はご自分の経験から、孫に少しでも賑わいをあげたいと思っていらっしゃるようで、昔と全く同じには出来ないけれども・・・といろいろ予定されている様子でした。そうやって考えてる最中が、すごく、幸せそうでした。
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煩わしさが募るとしても、自分以外の家族がいなくてはその煩わしさだって感じられないものなのです。
親元から離れて暮らしている若い方々、年末年始の混雑上等でたまには帰省されてはいかがですか?
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