70代男性。背が高くがっしりした体型で年を感じさせない方。
近所に住んでいる方だそうで、「この店はいつから?」と来店。
最初は冷やかしで入って来たようで「こんな店は江古田じゃ無いけどこんな店じゃ江古田でやっていけるんだろうか?」と痛い話題を振ってきます。
何度も繰り返される話題。
「いいなと思っているけれど…」という枕詞がついているのだと解釈すれば嫌な話どころか褒め言葉に聞こえてくる今日この頃。
私も、たくましくなってきているようです。
その男性は会社経営されている方で、中国深センに現法があり、今でも行ったり来たりしているとか。大好きな中国の話を2人でするうちに打ち解けて「今から中国語で会話をしてみていいかい?」と2人でお粗末な中国語会話を楽しみました。
「商品を買いに来ているだけじゃなくて、こうやって私と話しながら気持ちを整理したり、楽しんで気晴らしをして帰る人も多いです。小売はものを売ってなんぼでしょうが、私はそこに心も付けたいです。今、お客様は私を受け入れてるでしょう?だから江古田で十分大丈夫と私は思っています。」と話すと男性はニッコリ笑って
「何かひとつでも君から買って帰りたい!」
もちろん、売りません!(笑
だって、その方が欲しいものはうちの店に無いのは
様子を見ていたら分かりますもん。
欲しくも無い方に売りつけたら私の商品が可哀想ですからね。
どなたか女性に贈り物を探す時には必ずご利用下さいねとお見送りしました。
別れ際「やっぱり君から何か買って帰りたい」とぶり返す男性に
「さようなら、また来ますと言うなら『再见』でしょ?それとも明天见呢?(明日またね?)后天见呢?(あさって来るよ?)いっそ每天来我这里吧!(毎日来ればいいじゃん!)」
顔を真赤にして大笑いして出て行く男性が、今日の私の成果。
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