まだ見ぬあなたへ

HP経由で特注ボトルカバーのご注文を受け、先週ようやく納品完了いたしました。

お客様から感謝のメールをいただき、私もとても嬉しかったです。製作担当の和裁士しおやともこの喜びを共有しまして、こんな風に喜んでもらえるような仕事をもっとしていきたいねと話しました。

特注ボトルカバー。

お客様は披露宴のウェルカムドール代わりにと、羽織袴の男性形と白無垢に綿帽子の女性形でというご注文でした。

店頭のボトルカバーと形が違うので、お客様に「これと同じものを作ります」というイメージの共有も出来ない状態でした。お客様も正直心許ない思いをされたかと思います。

ビジュアルの共有が出来ない分、メールで何度か確認を重ねることになりました。そして出来上がったのがこちら。

単に白無垢をミニチュアで作ったのではボトルカバーとしては不恰好になります。型紙も無しで、頭の中でイメージしたものを手で作りあげる感覚・感性が和裁士しおやの素晴らしいところだと思います。振袖の丈や裾を引く量なんかはしおやにお任せです。

（画像では見えませんが、小さな扇子も帯にさしてあるんですよ。芸が細かいな～）

このボトルカバーを見て、

お客様はとっても喜んで下さった訳です。

何度かのメールのやり取りの中で、しおやも私も、このお客様への親近感が増して増して、お会いしたことの無い方ですが『絶対に幸せになって欲しいな～』『幸せになりますように』という思いがわいております。

今だって、このお客様のディテールは知りませんが、それでも幸せになって欲しいと他人の私達でも思ってしまうのです。メールのやり取りの中に、ちらほらと見えるお客様の心遣いから、この方は素敵な女性だなと感じるからこそなんですけどね。

きっかけがあれば、知り合いたいと思ううちに、他人への愛は簡単にわくものです。

まだ見ぬお客様へ、江古田の空の下より、しおやと私がお客様のお幸せをお祈り申し上げます。どうもありがとうございました。

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（裏を返せば、愛がないから他人や隣人への無関心も簡単なのです。世界平和のために、まずは知り合うこと、あいさつ・笑顔から始めましょう～）