青森黒石に住む伯母から、墓参りに行って来ましたとメールがありました。今日の青森黒石は雨が降っているようで、墓地の緑が生き生きしていたと書いてありました。
お盆の思い出といえば、迎え火と送り火。
父方も母方も農家で、わら束を持って行って墓で燃やしたのを思い出します。煙いし熱いのですが、何だかホッとする光景でした。
四角い墓石の他に、まるで漬物石のような丸い小さな墓石もあって、大人たちから「これは○○の墓、これは○○…」と会えなかった親戚の名前を教えてもらってひとつひとつにお水をかけてお参りしたものです。
あの頃は、自分が大人になるまでの時間が想像できませんでした。いつも笑顔で楽しい伯父さんや温かい祖父母が亡くなるなんて思いもよらないことでした。目の前の穏やかな幸せ、日常が、永遠に続くように思っていた子ども時代、気が付けば私も40半ば、すっかりいい年の大人です。
今あるのも、ご先祖様のおかげ。お墓にはお参り出来ませんが、江古田の空から心を飛ばして、命をつなげてくれたことに感謝したいと思います。
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