ひとつだけ叶うとしたら

街灯に七夕飾りが賑やかです。

キラキラした素材が吹流しに使われているので、『光りものスキー』な私、つい目で追ってしまいます。

七夕といえば、仙台の七夕まつりが有名ですね。一度本物を見に行きたいと思っておりました。今年は8/6（月）～8（水）の開催。水曜定休ですから、日帰りで見に行こうかと思います。

ところで、七夕といえば短冊。中高生の頃は「○○君と両想いになれますように」なんて書いては友達とキャーキャー騒いだ記憶が懐かしいです。

実はわたくし、結構真面目なので、ひとつだけお願い事をするとなると「そんな自分勝手なお願いでいいのか？」「私の幸せは一体何から形作られているのだろう？」と考えこみ余計に書けなくなり、最後に『家族が健康で長生き出来ますように』『世界平和』と書くに至った事があります。我ながら子どもの割に壮大なお願いごとでした。

この、「ひとつだけ」を選ぶというのは、今でも十分難しいなと感じます。そして、選べたら、残ったものは思い切れるようになります。

例えば、断捨離して、生活をシンプルにするために使えます。例えば、原発が本当に安全か、今の日本人が使いこなせるのか不安があるので原発への依存度を減らすことを選べたら、原発が無いと暑い夏をクーラー無しで過ごさなくてはいけないとなったら、じゃあクーラー無しで暮らすことを選べるのです。

大飯原発再稼働の件、私個人は残念だなと思っています。原発都民投票の都議会否決も、残念だなと思っています。私の周りの人々の気持ちや私の感じる世論は、原発への依存度を減らす方向性を望んでいるので、違和感を感じます。

世界の国々だって、福島原発事故の件で不安を感じているし、日本一国でクローズドな問題ではないと認識されていると思います。責任の取り様のない事態が起こる可能性を福島で経験しているのに、あれほど連呼した『想定外』を大飯原発では使わずに済むと確証が得られたのでしょうか？廃炉になった後も延々と維持管理し続けずともいい方法が見つかったのでしょうか。そうであって欲しいです。

七夕の短冊には、ひとりひとりのささやかな願い事が書かれる訳ですが、今の私はやっぱり『家族が健康で長生き出来ますように』『世界平和』のいずれかを書くような気がします。